VICHY パニエに入った 飲泉コップ （フランス）

SOLD OUT

1920〜1930年頃の パニエ付き 飲泉コップです。

ミネラル温泉が湧き出る フランス有数の温泉保養地である オーヴェルニュ地方 VICHYは、ナポレオン３世の時代に都市開発が行われ、大浴場や宿泊施設などが建設されました。

ここの温泉水は、巡礼者によって 心身を癒す飲料水や沐浴に利用されていました。

巡礼者は、朝夕一定の時間に飲泉所に集まり、処方にしたがって 飲泉コップに温泉水を汲み、音楽を効いたりおしゃべりをしながら、ゆっくりと時間をかけて 温泉水を飲んでいたそうです。
飲泉コップを手に散歩をする人も少なくありませんでした。ですので、このパニエがあるのですね。

パニエは、ほつれやホールなど全くなく、驚くほど良いコンディションです。革部分も使用感はあるものの、切れていたり、補修箇所はありません。

ガラスにはVichy と 目盛が手書きでエングレーヴが施されています。ヒビ・カケなく良い状態です。数字が印刷されている わりと最近のものと比べると やはり趣きがあります。

サイズ : コップ 約10cm x 7.5cm x 4.3cm
パニエ 約11.5cm x 9.5cm x 6cm
パニエの革紐の長さ 約30cm